
Unlocking the Mysteries of Healing and Perhaps Life Itself with the Science of Sound
https://www.greenmedinfo.health/blog/unlocking-mysteries-healing-and-perhaps-life-itself-science-sound
※上記は英文となりますので、以下に日本語分を記載致します。
音による治癒の謎を解き明かすことは、「生命そのものと音の関係」の科学を明らかにするだろう
音に関する科学は、はるか古代の時代から続く生物学と医学に関しての秘密のいくつかを解き放つことができるだろうか? 私たちはそれができると確信しているが、その理由を述べたいと思う。
宇宙のすべての物質の中心には「振動」が存在する。
雨滴、水晶、岩石、星、細胞、植物、樹木、そしてすべての生物は、振動する物質から形成されている。
したがって、人間もまた「振動的な存在」であり、私たちの肉体と血液は、お互いに調和し、私たちの身体の構成する生物学的物質として現れる繊細な電磁気の周波数から成り立っていることになる。
それは、オーケストラで演奏者たちが互いに異なる楽器で調和をさせていくように、生命の組織もそれぞれが非常に調和のとれたバランスで保持されている。
しかし、病気や不調が発生すると、複数の「演奏者」たちが不調和を起こし、生物にとって不自然な振動を引き起こす不均衡が生じる。
古代ギリシャの数学者であり哲学者だったピタゴラスは、数学の美しい定理を世界に与えた天才だったが、彼は同時に、「音楽を医療に使うことができる」と確信していた。
ピタゴラスの伝記作家のひとりは以下のように書いている。
ピタゴラスは、薬の代わりに、適切な方法で音楽を使用することは人間の健康に大きく貢献するという意見を持っていた。
今日、音楽療法は確立された臨床的方法であり、身体的、感情的、精神的な問題等を克服する人々を支援するために広く使用されているが、しかし、現在音楽療法は、ピタゴラスの信念を部分的にしか検証していない。
最近のいくつかの医学的検証で、音楽の中の個々の周波数(音そのもの)が身体の治癒をサポートできる可能性があることがわかってきているという事実がある。
音楽、および音楽内の個々の周波数が医療の一形態として作用するメカニズムが、過去のいくつかの論文で述べられている。
これは、ピタゴラスによる 2500年前の「音は治療に利用できる」という仮説を医療の試験に入れることが重要であると私たちが考えている理由だ。
最初のステップは、ピタゴラスの重要な前提の妥当性を明らかにするための一連の実験を実施することが必要となるだろう。
これに関しての、仮説としての生物学的メカニズムは、ほぼすべての細胞の重要な特徴である一次繊毛(すべての細胞に1本ある不動性の繊毛)と関係している。
体内のほとんどの細胞の表面には、「内在性タンパク質 ( IMP / 脂質の二重膜に埋め込まれたタンパク質のこと)」と呼ばれる多くの突起がある。
この内在性タンパク質には、細胞への食物の輸送や廃棄物の排出を含む多くの機能があり、その中で、一次繊毛として知られる内在性タンパク質は赤外線に反応するが、それだけでなく、「特定の周波数の音に応答するアンテナ」のような構造となっている。
これは、ある意味で、特定の共振周波数を持っているような働きをしているといえる。
病気や不調の種類の中には、例えば身体的な外傷、病原体の侵入、または毒性物質の存在のために「特定の身体系の細胞が静止する」というタイプのものがある。
この細胞の休止状態は、特定の身体系の細胞が、効率的に複製されていない細胞周期の「 G-0期 」(細胞が分裂を止めている休止期)として知られており、この場合は、体のバランスを失い、病気が引き起こされる。
この深い休止状態にある細胞は、細胞を目覚めさせるために、その状態のまま非常に長期間存在し得る。
医学文献によれば、細胞が複製を準備する G-1期に入るためには「時間 (より多くの睡眠)」と「栄養」が必要な刺激であることが示されている。
しかし、私たちの仮説では、特定の周波数の音もまた、一次繊毛を介して細胞にエネルギーを与えることができると考えている。
音が細胞の組織に入ると、音響エネルギーのパターンが、「細胞体パターン」または「ファラデー波(水を入れた容器を一定の振動数で動かすときにに水面に出現する波形のこと)」として知られる波形を作り、それがあらゆる細胞の表面膜に現れる。
最近の研究では、これらのパターンが明らかにされ始めている。それは、内在性タンパク質の、特に一次繊毛に作用するものであり、それが細胞を刺激しすることによって、細胞の活動を G-0期から G-1期に移動させ、最終的に健康状態を取り戻すのだ。
顕微鏡において、音が水滴の表面上に体細胞パターンとして現れる状態が撮影されている。
私たち人間は、美しい音にふれている時、いつでも私たちの細胞の膜と内臓の水分は、そこから美しいパターンを受け取っている。
しかし、大きな音と不協和音は、私たちの体の中で歪んだ醜いパターンを作る。
これはなぜなのだろうか。
私たち、つまりヒトの細胞は、美しい音とそうではない音のそれぞれのパターンにどのように反応するのだろうか。
これで注意すべき点は、細胞の液滴がお互いに非常に接近していることで、その中で、さまざまなサイズの液滴が音によって異なった反応をすることがわかる。これは、音の共鳴が細胞の音響エネルギーを吸収する能力において主要な役割を果たしていることを示唆している。
したがって、細胞内の一次繊毛の働きの示唆から、私たちの細胞の分裂を促進することによって病気の治療効果を刺激するためには、正しい音響周波数を使用することが重要だ。
現在、ヒトの血液を用いた実験が提唱され、血液の細胞に対して、幅広い周波数とさまざまなジャンルの音楽をテストする予定であり、それが、ヒトの健康や長寿を促進するかどうかを確認する予定となっている。
また、過去の論文の中で、高周波数である超音波は細胞分裂を刺激する役割を持ち、それは「器官形成」に関わるものであることが示されている。
あるいは、植物の新しい葉、花、茎の成長に関しての実験で、低い超音波の存在下での成長率は、音のない場合よりも数倍大きくなり得ることが示された。
植物の成長と「音の刺激」について興味深いこととしては、鳥のさえずりや、木々の葉が風に揺らされる音(木の葉がガサガサなる音)の関係がある。
多くの鳥は、典型的には 60kHzまでの低い超音波の範囲でさえずるが、これは人が聴くことができるもっとも高い周波数よりも 3倍も高い。
そして、木々の葉が風に揺られて鳴る音は、低超音波も含まれるノイズの一種だ。
もしかすると、鳥の歌や木の葉による音の振動と、植物の成長の間には「何らかの生態系」が存在するのだろうか?
もしそうだとするなら、それは非常に興味深い。
ピタゴラスの 2500年前の仮説である「音による治療」の試験がおこなわれることは、音、そして真の音楽療法にむすびつく明るい未来につながる可能性がある。
私たちは、病気を薬のような異物の服用だけで治そうとする世界ではなく、病気を「音で治療することができる未来」を作ることができるのかもしれない。
(ここまで)
最後のほうにある、鳥の声や葉の音と「植物の生長」の関係性の話は、まだはっきりしたことはわかっていないとはいえ、面白いですね。
要するに、鳥の声や木々の音が、植物や、あるいは他の生物たちの成長を促しているのかもしれない。
というような可能性を考えることができそうな話です。
もしかすると、世界中に病気や、子どもの先天性異常などが広がっている理由のひとつには、「この世に、鳥も虫もあまりにもいなくなってしまった」ことも関係しているのかもしれないですね。
ところで、記事にはピタゴラスの名前が出てきますが、今回、ピタゴラス - Wkipedia を読んで初めて知ったこととして、ピタゴラスさんは音に関しては、下のようなことも主張していたようです。
ピタゴラスに由来するとされるもう一つの音楽に関する学説は、「天球の音楽」の理論である。
これは各惑星がある楽音に対応し、それらがハーモニーを形成しているというものである。
何と、ピタゴラスさんは、「各惑星がある楽音に対応し、それらがハーモニーを形成している」と述べていたのです。
そして、これに関してはですね、各惑星かどうかはわからないですが、
星はそれぞれの音を発している。ことは科学的にはっきりとしてきています。実はその周波数は528Hzと言われているのです。